育成歯科医療研究会
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- 2018年09月06日
本日は育成歯科医療研究会に参加しています。
育成医療とは将来病気にならないように正しい発育を促す医療と私は理解しています。
私は口の中の治療に関しては高いレベルの教育を受けさせてもらい、技術も高いところにいると自負していますが、歯科医療を極めようとすればするほど病気を予防する医療は崇高であると考えるようになり、そのような考えが医療者にも患者さん側にも広まっていないことをとても残念だと感じるようになりました。
今大会のメインテーマの1つが子供の睡眠
睡眠の質が成長に大きな影響を及ぼします。
体の成長だけでなく、精神にも大きな影響を及ぼします。
多動、キレる、就学前の睡眠の質が将来的な学業の成績にまで影響を及ぼしていることがわかっています。
大人も同様に睡眠の質は大切です。
歯ぎしりや食いしばりで歯を失う方の多くは睡眠の質が悪い傾向にあります。
睡眠の質には呼吸(口呼吸、いびき、睡眠時無呼吸)、睡眠前の準備(スマートフォンを見ない、アルコールやカフェインを摂取しない)、睡眠中の環境(部屋の明るさ、騒音)、起床時に朝日を浴びる などがとても大切です。
全て生活習慣ですね。
口の中の病気と同じです。
今からの歯科医師は歯のことだけではなく、呼吸や睡眠に関する正しい知識を持ち、患者さんにアドバイスできることが非常に大切だと改めて感じています。
午後からのセッションも非常に楽しみです。