写真の力
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- 2020年11月13日
先週末から日曜日は歯科技工士でもありニコン認定プロカメラマンである岩崎氏をお招きし、カメラの基本的知識から撮影に関するハンズオンセミナーを院内で開催しました。
審美歯科治療において、歯科医師は、知識・技術だけではなく高い感性や芸術性が必要と言われています。
お口の中だけでなく、顔・唇と歯とのバランスを写真で記録することは、その後の正確な診断や治療計画の立案において必須と言えます。
(場当たり的な治療が多い先生方はあまり写真を撮りません)
優秀な歯科医師や歯科技工士は、良い治療結果を患者さんに提供するために規格性のある正確な写真を必要とします。
また、その写真を学会や勉強会等のアウトプットに用いることで、他の先生からの評価を受けることができます。
時には苦しく、厳しい意見をもらうことがありますが、この経験が歯科医師としての大きなレベルアップに繋がります。
私は大学病院勤務時代から今まで何万枚、何十万枚の写真を撮影したかわかりませんが、その行為が歯科医師としての実力を構築している重要なパーツである事は間違いない事実です。
20年前はネガフィルムだったため、現像するまで撮影した写真を見る事はできませんでした。
この写真があれば、学会でより良いプレゼンができるのに。
この写真がダメなために、専門医習得が数年のびる。
タイムマシンに乗れて再撮影出来るのであれば、数100万円払う!
一枚の写真に何度泣かされたことか……。(笑 笑)
教授のオペ見学で「澤本、写真撮影」と言われた時のちょびっと認めてもらったという高揚感と、ダメな写真だったらどうしようという極度の緊張の中、シャッターを切ったことを昨日のことのように思い出します。
近年、トップレベルの審美治療を行うヨーロッパ系の歯科医師達のプレゼンテーションの美しさには目を見張るものがあります。
もう写真の一枚が芸術作品!これどうやって撮影してるんだろう??ってレベル。
一部の優秀な日本人歯科医師達も素晴らしい写真を撮っています。
今回は念願叶って日本人オンリーワンである、歯科技工士かつプロカメラマンからのレクチャー。
もう、びっくりするやら感動するやら、改めてプロの凄みを感じました。
ポートレートではその人の内面が出るんですねー
プロの写真のすごさを改めて実体験しました。ほんとうに感動!!
当院の写真のレベルが何ランクもアップしそうです。
写真を撮ることに新たな喜びや楽しみを見つけることができました。
岩崎氏に感謝!!!!でした。