マウスピース矯正
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- 2008年04月28日
本日(って言うか昨日になっちゃいましたね)はマウスピース矯正の認定歯科医師になるためのセミナーに参加してきました。
つい先ほど最終便のエアーで長崎に戻ってきました。患者さんにとってはマウスピース矯正って聞きなれない言葉かもしれませんが、矯正治療先進国のアメリカではかなり認知されている最新の治療法です。(一般の方の70%がマウスピース矯正を知っているとのことです)
従来の歯に金属や針金をつけて歯を動かす方法ではなく、取り外しのできる透明の薄いマウスピースを患者さん自身が装着することで歯を動かしていく矯正治療です。
大きなメリットは
・取り外しができ衛生的
食事の時ははずすことが出来るため、食べ物が装置にこびり付くこともありま
せんし、歯磨きやフロスも普段通りにできます。・透明で目立たない
装置が透明なので歯につけても目立ちません。現在、数社の会社がこのようなマウスピース矯正を提供しています、半年ほど前にも別の会社のセミナーにも出席して来ましたが、このマウスピース矯正はまったく違います。
その名もinvisalign=インビザライン(http://www.invisaligncec.jp/about/index.php)
ぜひwebで見てみてください。
凄いですよ!!日本には2年前から導入された最新の矯正治療方法です。
患者さんの歯型・レントゲン写真・口腔内写真、Drの治療計画書をアメリカ カリフォルニア州 サンタクララのアーラインテクノロジー社のコスタリカのラボにE-mailと航空便で送ります。その後ラボで患者さんの歯並びの分析を行い、Web上で3次元コンピューター画像技術を駆使して治療開始~終了時までの過程を緻密にシュミレーションを行います。(http://www.invisaligncec.jp/why/why_01.php)
そしてこのシュミレーション結果に基づき、それぞれの患者さんの症例に適合したカスタムメイドの「アライナー」と呼ばれるマウスピースを複数作成していきます。(http://www.invisaligncec.jp/why/why_02.php)
患者さんはDrの経過観察のもと、装着するアライナーを交換していくことで歯が徐々に移動していきます。
歯がシュミレーションされた最終位置に移動するまでこれを繰り返します。現在歯科界は激動の時代です。
私が大学病院に勤務していた5年前には考えられない治療法が生まれてきています。
この時代に自分が歯科医師でいることを感謝しています。
最高に熱く面白い時代です!!自分も現状に満足していませんが、勉強しているDrとそうでないDrの差がどんどん広がっている気がします。
今回のセミナーの講師は、世界的に有名なオーストラリアで開業されている美人Dr Vicky Vlaskalic先生でした。
セミナーでは懐かしい友人・教え子達にも会うことができました。写真の男性はDr佐本、東京港区の青山で開業している矯正の専門医です。
彼のオフィス(http://www.aoyamar.jp/)には芸能関係の方も多く訪れます。
オフィスは一見の価値ありです、ドラマ撮影にも使われることがあるそうです。矯正の専門医の彼のところでは、ワイヤーや固定装置を用いた矯正治療はやらなくなってきており、インビザラインを用いた治療が殆んどだそうです。
美女3人は表参道でホワイトニング専門医院(http://www.whiteria.net/)を開業しているDr大谷とDr佐本の奥様(Drです)・そのスタッフの方です。
今回のセミナーは東京駅・八重洲口そばが会場でした。
つい先日までは大丸があり、丸の内に比べ古めかしい感じだったのにびっくりです。
あまりの変貌ぶりに完全おのぼりさん状態でした。いい刺激と新しい知識・技術を吸収してきました。
インビザラインを当院で行えるライセンスも修得してきました。
明日からの診療に生かしていきます!!