新年おめでとうございます。
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- 2011年01月20日
遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
本年も皆様方が良い1年を過ごされますようにお祈り申し上げます。昨年を振り返りますと澤本歯科医院の中だけでも様々なことがありました。
医療機器だけでも大きな投資を行いました。
まずは消毒滅菌システムの更なる充実のために、クラスBと呼ばれる滅菌機を導入しました。
http://www.hakusui-trading.co.jp/catalog/8/index.htmlクラスBの滅菌とは、世界標準の滅菌(オートクレーブ滅菌・・高圧蒸気滅菌)のことをさします。
一般的に歯科診療所に使われているオートクレーブは、オートクレーブ内に高圧と蒸気をかけ滅菌しています。しかしこれにも質があります。
円形をした庫内も場所によっては十分な圧がかからなかったり、袋詰めされた器具に100%滅菌がかけられなかったり、タービンやエンジンなど複雑な管構造を持ったものの細部までは100%確実に滅菌することは不可能です。
しかしLisaの様な世界標準(クラスB)に対応した滅菌器は、庫内を真空にし、また高圧をかけるというサイクルを繰り返すことによって、確実に滅菌を行う仕組みになっています。
したがって滅菌の質が高く、外科治療を行ったり(出血するような治療)する場合はこのような器械がぜひ必要です。
残念ながら日本の歯科医院での普及率はまだ相当低い(1%前後程度)と考えられます。
長崎ではまだ3台しか導入されていないとのことでした。
実際インプラントなど非常に出血量の多い治療を行っている診療所でも取り入れていない医院がほとんどです。狂牛病の原因となるタンパク質のブリオンを不活性化できるのはクラスB以上の能力が必要です。歯医者に行ってB型肝炎やAIDSになってしまう、こんなバカな話があってはいけないと思います。
今後も患者さんのためにも、消毒滅菌の様々な正しい情報を提供していきたいと考えています。今年も「自分が行きたい歯科医院」を基本理念に自己研さんを怠らず、更なるレベルアップはかっていきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。