研修
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- 2013年09月14日
先日2月から始まった根管治療の研修が終了しました。
気がついたら8カ月…..。
時間の経過するスピードが怖い、41歳になっちゃいましたし…..。根管治療とは根の管の中=根管 の治療です。
虫歯が歯の内部に進行すると神経のある部屋(根管)に虫歯の細菌が侵入します。
そのようなケースは神経を取る必要が出て来ます。
http://www.cyber-dental.com/m_html/m_tiryo2.htmそれ以外には治療を行ったのだけれども根管の中に細菌が残り、根の先に膿が溜まる根尖性歯周炎というものもあります。
当院での治療は神経を取る治療より圧倒的に治療のやり直しのケースが多いです。
おそらく多くの歯科医院がそうであろうと思います。なぜ治療しているのに治らないのでしょうか?
治療には方法や決まりごとがあります、残念なことに日本の根管治療はその決まりごとが守られていません。http://www.harada-shika.jp/pages/micro.html
世界のスタンダードな治療と日本のスタンダードな治療に差がありすぎるのです。
根管は非常に複雑でかつものすごく細かい治療となります。
根管治療の専門医は我々は脳外科と同じような細かい世界の治療を行っていると言っています。それほど大変で難しい治療が日本ではあまり評価されていません。
アメリカの歯科医師の中で根管治療の専門医が最もステータスが高いと以前聞いたことがあります。
全米、全世界から優秀な歯科医師が根管治療の専門医を目指しています。彼らが行う根管治療の費用は1つの根あたり1000~1500USドル!!!
根管1本ですよ。
上の奥歯は3~4本根があります、上の奥歯の根の治療だけで3000~6000USドル!
フィリピンでは顕微鏡も使わない治療に600~700USドルかかるのだそうです。
かたや日本は数千円…..。時間をかけなくても、どのような薬を使っても使わなくても、一般の歯科医師と特別な教育を受けた専門医がやっても、
1年目の研修医と10年目のDrが行っても、全部同じ料金。
治っても治らなくても同じ料金….。
日本の制度の問題だと思います。先日、広島と長崎に来たオリバーストーン監督が「日本の文化は素晴らしい、食事も最高、映画も素晴らしいものを作る、
しかし政治は駄目だ」なることを言っていました。
日本人は勤勉でスマートで礼儀正しくて手先も器用、素晴らしい民族なのにそこで海外に負けている気がしてなりません。このブログを読んでくれている皆さんには正しい知識を持ってもらいたいと思います。
歯科治療のほとんどは1度手をつけるともう2度と元には戻せないことが多いのです。
自分や家族の大切なかけがいのない体だから、医者任せでなく知っといてほしいのです。
話がそれましたが、根管治療は歯の基礎となる治療です。
歯を残すためにはしっかりした治療を受けてください。歯を残したいという思いを持った先生方が、長崎に集まり8ヶ月間学んできました。
最新の医療機器を導入できる資格も得る事が出来ました。
血管に埋めるステントをヒントに生まれたイスラエル製のファイル、数年前にこの動画を見たときの衝撃はすごかったです!
遂に日本でも認可が下り一部の先生にのみの販売が始まります。
http://video.search.yahoo.co.jp/search?p=SAFsystem&tid=e6c8c72fe03b6ac97e9e94af0776c2f7&ei=UTF-8&rkf=2熱い思いを持った先生方と知り合え情報交換を続け勉強し続けるることで、これからもよりよい治療を患者さんに提供できればと
思います。