インプラント症例(4)

治療前 治療中
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治療前
レントゲン写真
治療中
レントゲン写真
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治療後
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治療後
レントゲン写真
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患者様の声

長年かかりつけの歯科医院に通院していましたが、少しずつ歯が抜けていき、上の歯はグラグラで物を良く噛むことが出来ない状態でした。
このまま総入れ歯になってしまう恐怖感がありました.

院長より

このままでは全ての歯を失うのではということで、相談のために当院に来院された患者さんです。
数十年来かかりつけ歯科に通院中とのことでしたが、歯が抜けることは予防できていないとのことでした。
検査の結果上の歯は歯周病が進行し、1本をのぞき保存不可能な状態でした。

インプラント治療は本数が増えるほど患者さんの体や費用面の負担が大きくなるため、当初は取り外し式の入れ歯を提案しました。(入れ歯を外れにくくするためだけあればインプラントの本数は少なくてすみます)
しかしながら、患者さんは入れ歯を外したときの口元やお顔を受け入れられないという強い思いがあり、インプラントを用いた固定式の歯(ボーンアンカードブリッジ)を用いることとなりました。

上顎に1本も歯がない(総入れ歯)状態を固定式にするためには、通常最低6本のインプラントが必要と言われています。
歯周病が進行し骨がかなりない状態であったため、CTデータを基にインプラントシュミレーションソフトを用い、どの部位にどの角度で、どの様な長さの、どの様なタイプのインプラントを用いるか、診断に多くの時間と労力を費やしました。
それらのデータを基にCAD/CAMといわれるコンピュータテクノロジーを用い、インプラント埋入時に使用する装置=サージカルステント、サージカルガイドを作製し安全かつ正確にインプラント埋入が出来るよう準備を行いました。

埋入処置では長崎大学の歯科麻酔専門医に協力してもらい、静脈内鎮静法(胃カメラ検査の時に良くもちいられていますよね)を用いることで、患者さんは痛みや恐怖を感じず、気がついたときにはに治療を終えることが出来ました。

下顎は歯がない部位にインプラントを埋入し、前歯〜小臼歯部位は矯正治療を行い歯並びの改善も行っています。
その後仮歯を作製し十分な評価を行った後、最終的な被せ物を作製しました。

この様にお口の中に多くの問題を抱えている方には、歯周治療、インプラント治療、矯正治療等、様々な治療の知識、技術、設備が必要になります。
治療が終わってからの経過もとても大切です。トラブルが無く、良好な状態を保たなければなりません。
そのためには患者さんの普段からの手入れと我々専門家の定期的なメンテナンスが必要だと考えています。