前歯ダイレクトボンディング
外傷で歯が欠けた患者さんです。
口腔内写真撮影、レントゲン写真撮影、歯髄診(歯の神経が大丈夫かの検査)を行いった後、いくつかの治療法が考えられました。
①セラミックス製の被せ物(冠・クラウン)を装着する
メリット:歯の形態や色を確実に改善できる
デメリット:歯を削る量が多い、歯科技工士の技術に依存、治療費が高額
②ラミネートベニア
メリット:被せ物に比べ歯を削る量が少ない
デメリット:強度にやや不安がある、歯科技工士の技術に依存、治療費がやや高額
③ダイレクトボンディング
メリット:歯を削る量が最小限、治療費が抑えられる
デメリット:強度にやや不安がある、歯科医師の技術に依存
具体的な症例を患者さんに見てもらいながら上記の事項を説明し相談した結果、ダイレクトボンディングを行うこととなりました。
事前の準備として歯型を取り、当日は仮の詰め物をしてとりあえず歯があるようにして終了。その後模型上でワックスにて歯の形態を再現し、その状態をシリコンパテで型どりし、コンポジットレジンを詰めるためのガイドを作成、それを利用しながらコンポジットレジンを歯科医師が詰めていきます。
患者さん、歯科医師共に満足できる結果になりました。
費用:35.000+消費税