院長ブログ
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勉強会

  • 2011年08月18日
    7月最後の週のは咬合療法研究会総会が福岡で開催されました。
    ここ数年澤本歯科医院でも力を注いでいる分野です。
    かみ合わせ、歯並びが悪い、それに伴い体調まで崩される方がいます。

    歯科大学の教育の大部分は、悪くなった部位をどのように治すかという修復治療を学ぶことに時間や労力が注がれています。
    虫歯になったところに詰め物をする、歯が無くなったところに入れ歯を入れる、歯並びが悪いところは矯正治療で歯を並べる….。

    この研究会では何故悪くなったのか?
    虫歯になった理由は?噛み合わせや歯並びが悪くなった理由は?
    病気の原因を見つけ取り除ぞいていく。
    内科的な治療、考え方を取り込んだ口腔医学的な治療を患者さんに提供していくことを学んでいます。

    総会の内容で一番感銘を受けたのは、実際に治療を受けた患者さんが会場にいらして治療前、治療当時、現在の気持ちや状態を聞けたことでした。

    僕ら医療人は病気を治すことに全力を注ぎます、それはたぶん医療人としての本能だと思います。
    どうしても病気に目を奪われがちです。
    今まで多くの学会、勉強会に出席してきましたがそこに病気の治し方の話はあってもその時の患者さんの気持ちや思いは存在していませんでした。

    今回診療を休診にしスタッフと1泊2日で参加してきましたが、本当に素晴らしく意義のある勉強会でした。
    筒井照子先生をはじめ開催に当たりご尽力した多くの方々に感謝申し上げます。