現在人は生活環境の変化から乳幼児のハイハイの期間が短くなり、幼少期に外で遊ぶ事も少なくなっています。 歩く距離も減り、一昔前に比べ筋力が弱くなっています。口の周りの筋肉(口腔周囲筋)も同様です。 母乳のみで育つ乳児が減ってきている、適切な哺乳瓶を選んでいない、卒乳後の離乳食の硬さや食べさせ方が不適切、幼児食が大人と同じようなものを食べさせている、しっかり噛ませていない、食卓にお茶を置いていて水分で食べ物を流し込む習慣がある、姿勢が悪い、前歯で噛み千切るという行為をしていない等 正しいものの食べ方を経験しないまま年を重ねる子供が増えてきているようです。 使わないと機能は発達しません。
発達した機能も使わなくなると衰えてきます。 |
正しい頭の位置(耳、肩、股関節一直線状にある時)体の重心は正常に保たれます。
頭が前に出るということは、耳が前に出て肩が後ろに下がり、お腹が前に出、股関節が前に出ると通称猫背と言われる姿勢になります。 |
当院では、歯科衛生士が患者様一人ひとりの筋肉のバランスや柔軟性をその姿勢や動きから読み取り、トレーニングの提案をさせて頂きます。
また、正しいトレーニング方法を伝え、指導やMFT(筋機能療法)を行い、姿勢の改善に努めます。
この患者さんは立つ時の筋肉の使い方のアドバイスを行い、1週間でこのように姿勢の改善が認められました。