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治療相談

  • 2018年02月16日

    昨日は東京から治療相談の患者さんがいらっしゃりました。

     

    お口の中にいくつかのトラブルをかかえており、今まで複数の歯科医院で治療法がないという診断。

    当院で何とかできるものなのか、できないものなのか。将来どうすれば口の中をよい状態に保てるのか?という内容でした。

     

    患者さんは歯を削る治療を極力避けたほうがいいことは十分理解されていましたが、非常に多くの歯が削られ、神経もとられた歯が多く存在する状態でした。

    かかりつけ医ではそれしか選択肢がない という説明だったようです。

     

    午前中、全身・口腔内写真、レントゲン撮影、歯周組織検査、歯型取りまで行い、午後から約1時間現在の状態と、今後とるべき治療法、その期間費用までの説明を行い終了しました。

     

    自院でできない治療を「世の中に治療法はない」様の説明を行うのではなく、複数の治療の選択肢が考えられるときは

    「Aの治療は~のような利点があるが代わりに~のような欠点がある」

    「Bの治療は~~」

    であるべきなはずですが、どうしてもその医院でできる治療を押し付け、できない治療を否定する傾向があるように思います。

     

    医師は正しい知識を持ち、患者と相談し寄り添い、治療法を一緒に選択する。

    特に歯を削る等の2度と元に戻せない治療介入を行う際は、そのような考えが重要だと改めて感じた日でした。