審美歯科治療
審美歯科治療

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shinbi_28審美歯科治療とは、噛めるという機能だけではなく体に安全な材料を用い、見た目も自然で美しい歯科治療のことです。

 

明眸皓歯(めいぼうこうし)という中国の言葉があります。

世界3大美女と言われている楊貴妃をたとえた詩の一文で、美しく澄んだ目もとと、白く美しい歯並びという意味なのだそうです。

確かに澄んだ瞳と、美しい口元は相手への印象に大きく影響を与えます。

口元に自身のある方は笑顔が素敵です。

 

患者様の健康意識・美意識が高まり、より健康で美しい治療を求める方が非常に多くなりました。

 

審美歯科治療といっても様々な治療があります。
セラミックス・ハイブリットセラミックス・コンポジットレジン等の材料を用いた審美歯科治療。
ホワイトニングと言われる歯を漂白する審美歯科治療。
ただ噛めるだけではなく、見た目も天然歯と変わらないように仕上げるインプラント治療。
歯を削らずに歯並びを改善する矯正治療。

我々歯科医師が使用する材料、医療技術は急速に進歩しています。

 

手仕事は手間暇をかけようと思えばいくらでもかけれますし、逆に手間暇をかけないこともできます。

歯科治療はまさに手仕事の最たるものです。

詰め物が取れたり、壊れたりすればその治療は上手くいかなかったのかな?と患者さんは思われるかもしれませんが、そこには手仕事であるが故、歯科医師の知識、技術、理念が反映されています。

 

「セラミックスは保険の治療に比べ長持ちする」なることを言う歯科医師がいるようですが、私はそうは思いません。

その治療にかける歯科医師や歯科技工士の技術、労力によって結果は異なってくると考えています。(材料の差よりは知識、技術、労力の差のほうが大きいということです)

セラミックスで治療を行なったとしても技術が低かったり、手間暇をかけなければ良い結果は生まれません。

 

肉眼ではなく顕微鏡下で精密に歯を削る(数10ミクロ単位で時間をかけ削ります、一度削ると2度ともとには戻せないからです)、削る器具も非常に精度の高いメーカーのものを使用する、精密に型取りを行い、技術の高い歯科技工士さんに製作を依頼する。

完成した技工物(詰め物やかぶせもの)をいかにしっかり歯にくっ付けるか、これらのステップの1つ1つのすべてが非常に重要だと考えています。

 

歯の寿命を極力落とさないために、極力歯を削らず必要最低限の治療介入を行うためには、歯に高い強度で接着させることが重要だといわれています。

接着はDrの知識や技術の影響大きく受けると感じています。

物をくっ付けるということに関して、水分は悪影響を与えるため、口の中は非常に条件が厳しい環境といえます。

 

可能であればラバーダム防湿という方法でゴムのシートで歯を覆い、湿度や水分を遮断した状態で治療を行います。

この手間により接着力がかなり向上し、5年、10年後の詰め物が長持ちすることがわかっています。

 

 

銀歯(奥歯)やレジン前装冠(いわゆる保険治療で行う前歯)は、先進国の中で日本にしかない治療法になっています。
ヨーロッパ・アメリカでは、まず行われない治療法なのです。

人前で口をあけたときに金属がギラギラ見えることは、彼らの美意識からすれば許されないことですし、少しずつ溶け出す金属を体中に入れることは、健康面でのリスクがあるため行われなくなっています。(ドイツでは日本で行われている銀歯:パラジュウム合金 は体に害があるため人体に用いてはいけないことになっています)

それぞれ治療法には得意・不得意はあるため、状況に応じた治療法の選択が大切です。
後は、歯科技工士の技術が大きく影響します。当院では県外の非常に高い技術をもった歯科技工士に被せ物・詰め物の製作を依頼しています。

 

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最上の技工器材・デジタル機器を使用し、歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士がチームを組み、完全オーダーメイドの技工物(詰め物・かぶせ物)を
作製します。

患者様だけではなく、我々専門家が見たときも、どれが人工の歯で、どれが天然の歯なのかわからない技工物の作製を日々目指しています。

セラミックスを用いた治療の利点・欠点
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利点

体への馴染みのよさ(生体親和性)・色・劣化しにくさ、すべてにおいて一番優れた材料です。プラークも殆んど付着しません。

欠点

作製に時間と労力が必要なため、費用がかかります。
陶器と同じ構造ですので、硬さは十分にありますが欠けることがあります。

 

ハイブリッドセラミックスを用いた治療の利点・欠点
ハイブリッドセラミックスとは、レジンといわれる樹脂(プラスチック)にセラミックスの粒子を沢山混ぜた材料です
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利点

比較的簡単に作製できるので、セラミックスに比べ治療費が安く済みます。

欠点

プラスチックは水を吸う材料なため、少しずつ変色していきます。
プラークが自分の歯よりつきやすいようです。

2015年現在、ほとんど使用しなくなっています。

ダイレクトボンディングを用いた治療の利点・欠点
ダイレクトボンディングとは、ハイブリッドレジンと殆んど変わらないコンポジットレジンを特殊な技術で直接歯科医師が歯に詰める治療方法です。
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利点

歯科技工士を必要としない分比較的治療費が安くで済みます。

歯を削る量が最低限ですみます。

欠点

大きな範囲の治療には向きません。
直接歯を目で見ながら詰めなくてはならないため、見えない部位の治療は出来ません。

ホワイトニングの利点・欠点
ホワイトニングとは、特殊な漂白剤を使用して、歯を白くする方法です。

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利点

歯を痛めることがないまま、歯の色を綺麗にすることができます。

欠点

一時的に歯がしみることがあります。

被せものなどの人工の歯は白くなりません。

インプラント治療の利点・欠点
インプラント治療とは、人工の歯根を使用し歯を作る方法です。
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利点

周りの歯を使用しないため、自分の歯を痛めません。

欠点

時間と費用が掛かります。外科的な処置が必要です。

 

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患者さんにとって「マウスピース矯正」は聞きなれない言葉かもしれませんが、矯正治療先進国のアメリカではかなり認知されている最新の治療法です。(一般の方の70%がマウスピース矯正を知っているとのことです。)
2008年4月現在、世界で4万人のDrが80万人の患者さんに提供している治療法です。従来の歯に金属や針金をつけて歯を動かす方法ではなく、取り外しのできる透明の薄いマウスピースを患者さん自身が装着することで歯を動かしていく矯正治療です。

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大きなメリットは

  • 透明で目立たない
    装置が透明なので歯につけても目立ちません。
  • 取り外しができ衛生的
    食事の時ははずすことが出来るため、食べ物が装置にこびり付くこともありませんし、歯磨きやフロスも普段通りにできます。

 

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現在、数社の会社がこのようなマウスピース矯正を提供しています。

当院では2種類のマウスピース矯正を患者さんの状態に応じて使い分けています。

 

そのうちの1つインビザライン は2006年から日本に導入された最新の矯正治療方法です。

患者さんの歯型・レントゲン写真・口腔内写真、Drの治療計画書をアライン・テクノロジー社のコスタリカの ラボにE-mailと航空便で送ります。

ラボで患者さんの歯並びの分析を行い、Web上の3次元コンピューターで治療開始~終了時までの過程をシミュレーションします。

このシミュレーション結果に基づき、それぞれの患者さんの症例に適合したカスタムメイドの「アライナー」と呼ばれるマウスピースを複数作成していきます。

患者さんはDrの経過観察のもと、装着するアライナーを交換していくことで歯が徐々に移動していきます。
歯がシミュレーションされた最終位置に移動するまでこれを繰り返して行きます。